サピックスの広報誌みたいなもので、「さぴあ」という冊子があります。
この「さぴあ」ですが、単に中学受験の話だけでなくて、子育て系の話とかもいろいろ載っていて、参考になります。
さぴあ7月号には、開成の前校長・柳沢幸雄氏のインタビューが載っていました。
面白かったところは、
「自分の子どもについては、親が勉強を教えることは「できない」と強く認識してほしい」
というところ。
実際、柳沢さんも生涯で教えてきた生徒は5,000人いるそうなのですが、そのなかで一番教えづらかったのは自分の息子だったんだとか。
なぜ親が自分の子どもを教えることができないのかというと、子どもは親を「先生」だとは思っていないからで、「先生」と思っていない人から教わるのは難しいから、とのこと。
個人的には、ワンポイントアドバイスくらいだったら親がやっても問題ないと思うのですが、たしかに教科全部を教える、とかは無理な気がします。。。
柳沢さんのインタビューのほかにも、いろいろ載っていて、「中高一貫校が東大に強い」みたいな記事も。
まぁ、中学受験での偏差値がべらぼうに高い中高一貫校から東大にたくさん合格者が出ているのは半ば当たりまえのような気もしますが。
偏差値でいうと、開成とか渋幕よりもちょっと下の海城の東大合格者数が多いですが、これは海城の指導が良いというより、鉄緑会指定校で、学校が鉄緑会に近くて、鉄緑会に通っている人が多いから、とかの地理的な問題でしょうか。。。
ただ、学校としては鉄緑会の力だろうがなんだろうが、合格実績を伸ばせているのは良い宣伝になるなぁ、と思いました。
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